レモンの香りのする素敵なハーブ

爽やかな香りのレモン・バーベナ

南プロヴァンスで出会ったレモン・バーベナ。今住んでいるウンブリア・トスカーナ 地方はプロヴァンスと気候がとても似ているのでラヴェンダーやローズマリーなどのハーブが驚くほと良く育ちます。早速2年ほど前に小さなレモン・バーベナの株を植えたらあっと言う間に大きな茂みに。

今年もジャングルほど茂っていたので日陰に吊るして乾燥させました。一昨年11月に収穫した時は乾燥させるのに3週間ほどかかったのに、8月の暑い盛りはたったの3日間でもう完全にドライ。乾かしてから3/4はハーブティー、残りは引き出し・箪笥用のポプリに。

ガラス瓶を買いに行く暇がなかったので、臨時にジップロック・バッグに入れてパントリーにおいておいたら、ちゃんと封をしてあるのにパントリーはレモン・バーベナの爽やかな香りでいっぱい。香りが逃げないように、翌日ガラス瓶を数個ほど買って来てびっしりと詰めました。これで数ヶ月分のハーブティーが楽しめます。

イタリア語でレモン・バーベナの名前はチェデリーナ。届いたばかりの英国キュー庭園のハーブ図鑑によるとレモン・バーベナの若い葉っぱはペストにしたり、サラダ用にお酢に浸して味付けをしたり、色々な料理に使えるとのこと。また、レモン・バーベナは鎮静効果や消化にも良いそうなのでベッドタイム前のお茶にも最適。香りが爽やかなので香水や石鹸にもよく使われます。おそらく、フランスのロクシタン社製のハンドクリームでバーベナの香りをご存じの人も多いと思いでしょう。葉っぱの匂いを嗅ぐだけで爽やかな気分にさせてくれるハ-ブ、日当たりがよくあまり寒くない気候の土地なら栽培も簡単なのでレモンの香りの好きな方は是非、植えてみては如何でしょうか?

バーベナは消化を助けるのでイタリアではダイジェスティブとしても売られているとか。今度、90%のアルコールを買って来て、レモン・バーベナのリキュールを作ろうかしら。今から楽しみが増えました。

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